俺は日和の
耳元で
「ありがとう」
と囁いた。
日和は
「よかったー。」
と安心していた。
そこで俺は日和の
カバンに目が行った。
「日和、カバン
ちょっと大きいね」
と何気なく
聞いてみた。
すると日和は
驚く発言をした。
「あのー櫻くん?
ほんとはね逢いにきたのも
あるんだけどほんとは
泊まりにきたの。」
はい?お泊り?
俺は状況が理解できなかった。
黙ってしまった俺に日和は
「あははは
さすがにこれは
迷惑だよね?」
とうつむいた。
そこで俺は
地面に置いてある
日和のカバンを
もち、日和の腕をひき
家に案内した。
「泊まっていいの?」
と聞く日和。
「当り前だろ?」
その言葉を聞いた日和は
嬉しそうだった。
この時俺は
部屋を常に綺麗に
しておいてよかったと思った。
俺の部屋に案内して
ベットに座る日和。

