日和は
いつも用事ができて
メールが出来なくなったら
その前に必ず俺に
また後で連絡すると
言ってくれるのに。
なのに今日は違った。
いくら待っても返事がない。
俺はこの時
後悔していた。
なにしてんだろー?
窓の外をみると
外は少し薄暗くなっていた。
時計を見ると
夕方6時過ぎ
メールが返って
来なくなって2時間ほど
経っていた。
俺は気晴らしに
風呂に入ろうと
していた。
風呂から上がって
携帯をみたらメールが
入ってることを
願ってね。
するとその時だった。
テーブルの上に
置いてあった携帯が
鳴り出した。
聴きなれない着信音。
画面を見ると俺は
心が踊った。
《着信中 黒崎日和》
日和からの
着信だった。
俺は前に
日和からの
電話だけ着信音を
変えていたんだった。
俺は電話を受ける。
「もしもし?日和?」
俺は平然を装った。
「もしもし?櫻くん?
ちょっと窓から外みてよ?」
窓?俺はこの後
目を疑った。

