櫻色~笑顔の素敵な君~



日和は全てを
打ち明けてくれた。

俺は涙が止まらなかった。

こんな小さな体で
ずっと耐えてたんだね。

俺は日和の
腕の傷をみた。

俺はふいに
日和の腕を
引き寄せた。

日和はびっくり
したように

「さ、櫻くん?
どうしたの?もう
泣かないのっ!」

少し大人ぶる日和。

俺はこの瞬間
思ったこと。

日和は俺が守る。
そして、

「日和?よく聞いて?
好きだよ?」

日和は驚きながら
俺に、
「どーして?
こんなにキズだらけだし
身体だって汚れてるし」

「体のキズなんて
関係ない。
俺は入学式のときから
日和に惹かれてた
日和の笑顔を見るたびに
ドキドキしてたんだ
恋なんてしたことない
俺は戸惑ったよ?
日和は勇気を振り絞って
俺に過去を話してくれた
俺の決心は変わらないよ
俺は日和ガ好きだ!」

俺は思いの丈を
日和に伝えた。

二人の間に
へんな間ができた。

ふと日和をみた。