櫻色~笑顔の素敵な君~


「おはよう!パパ、ママ。」

「おはよう、日和
セーラー服よく似合ってるよ。」

そう優しい口調で話すのは
あたしの自慢のパパ。

わたしは嬉しくて
くるっと回る。

わたしは
新しい学校生活に
胸を踊らせていた。

わたしは
学校に向かった。

学校につくと
わたしの小学生からの
親友の麻紀の姿を
みつける。

「おはよーっ!麻紀っ」

「日和!おはよ
セーラー服ちょー
似合ってんじゃん」

麻紀は少し
大人っぽくて
わたしと同い年には
とても見えない。

わたしはそんな
大人っぽい麻紀が
少しうらやましかったの。

でもまさか
この中学生活が
こんなに辛くて苦しい
なんて思ってなかった。

そう事件は

ちょうど今みたいな
梅雨の時期があけて
夏が訪れようとしていた季節。

なんと親友の麻紀に
好きなひとが
できたようだ。

相手は2つ上の
サッカー部の先輩。

学校では今の櫻くんみたいな
アイドル的な存在だったひと。


「日和ーっ!どうしよ?
ちょーかっこいんだけど」

「麻紀なら
大丈夫だって!自信もって!」

そうわたしは麻紀の
初恋を心から応援していた。