そんなひかりが
うらやましかった。
ひかりをバス停まで
送り見送る俺。
時計をみると6時
ジャスト。
急いで駅前に向かうと
そこには父さんと母さんの
姿が。
「遅かったじゃない?」
と鏡で化粧の
確認をする母さん。
「ごめんごめん。」
「よし!じゃあ飯食いに
いこうか」
と父さんがいう。
この日俺は
ひかりに
勇気をもらった
気がする。
そう、俺は決意したんだ
この想いを日和に伝えるんだ。
翌日学校に向かい
教室に入ると、
佑樹と佳奈が
駆け寄ってきた。
「櫻、園村ひかりの
告白断ったんだって?」
と話す佑樹。
「なんで知ってんだよ!」
と驚きを隠しきれない俺。
「学園中の噂になってるよ!」
と自慢気に話す佳奈。
そんな話していると
俺の背後から
日和が現れた。
「おはよ!櫻くん
園村さんの告白
断ったんだね!」
すごく嬉しそうな日和。
そうさ、
俺はひかりの告白を
断ったよ?
なんでかって?
そんなの決まってる
君が好きだからだよ?日和。

