「そんなんじゃないよ
父さん。」
その話わ聞いていた
母さんが
「デート!?
櫻あんた彼女いるの?」
と少し驚いたように
聞いてきた。
「ママ、櫻も
もう高校生なんだから
彼女くらいいるさー」
と再びコーヒーを飲みながら
いう父さん。
「だからちがうって」
と呆れながらいう俺。
親まで子供の恋愛に
口出しするのかと
少しだけうんざりした。
「まー、彼女いるのか
いないのか知らないけど
いるならちゃんと
家につれて来なさいよ!」
と何故か張り切る
母さん。
俺はそんな母さんの
言葉を聞き流し時計に
目をやる。
9時30分
駅前までは
バスで20分くらいなので
少しはやいけど
家を出ることに。
玄関で
普段履くことのない
黒のエンジニアブーツを
取り出す。
ベルトにスタッズが
付いてる。このスタッズを
気に入ってたりする。
いってきますと
挨拶をし、
バス停に向かう。
バス停に着くと
ちょうどバスがきた。
バスに乗り込み
到着を待つこと20分。
"次は駅前、お降りの方は停車ボタンをどうぞ"
アナウンスが流れる。
ボタンを押す俺。
駅前につき
時計を見る
9時53分

