櫻色~笑顔の素敵な君~


だって話題が
思いつかないから。

「いいよ
そんなことで謝らないで!
てか今日もメールしても
いいかな?」

と名前の通り
目を光らせて俺に聞くひかり

「うん、別に
大丈夫だよ」

そう告げると
嬉しそうに喜んでいる。

「あっ!もうこんな
時間だ!教室に戻らないと
じゃあね!帰ったらメールするね」

そういうと
ひかりは
教室に帰っていった。

この時は
俺達の会話を聞いて
涙を流してるひとが
いるなんて思わなかった。

僕も教室に戻ろう…

教室に戻ると
そこに日和の
姿がない。

「佑樹、
日和どこいったんだ?」

「えー?お前が
教室から出てったあと
心配そうにしてたから
俺が追いかけてやってって
頼んだからお前のこと
追いかけていったぜ」

まさかの展開。

「まじかっ?!
分かった、俺
探してくるよ」

俺は再び教室を出た。

保健室、食堂、体育館
それに中庭…
どこを探しても
見つからない。

この後俺は
君が空を好きな
理由を知ることに
なるんだね…。