櫻色~笑顔の素敵な君~


もう一件のメールは
佑樹からだった。

《お疲れさん!
今日のお前変だったぞ?
ずっと上の空だし。
ひよりんのことだけど
絶対なんか裏があると
おもう。佳奈にも
探りいれてみるから
お前は自分の気持に素直になれ》

素直になれ。っか
今の俺には
無理だよ。そんな余裕なんて
ないよ。

ふとある事を思い出した、

「あっ!そうだ
今日の子どうしよ?」

アドレスわ書いた紙を
渡してきた園村ひかりの
ことを思い出した。

んー…

悩んだ挙句俺は
彼女にメールした。

《大倉櫻です!今日は
突然だったからびっくりした!》

こんな感じでいっか。

送信ボタンを押して
携帯をポケットのなかに。

俺は立ち上がり、
リビングへとむかう。

「今日なに食べようかなー?」

今晩の晩飯を考えながら
おもむろにテーブルの上に置かれた
ご飯代を手にとり
財布にいれる。

とりあえず
街いって考えるか。

そう思い、
俺はスニーカーを履き玄関を
出た。

辺りは真っ赤に染まった
夕焼け。

空を見るたび
日和のことを
考えてしまう。

とりあえず街向かった俺。

ぶらぶらしながら
考える。散歩も兼ねて。