そしてもう一人の委員会の
山内さんと3人で
職員室で先生の話を
聞き委員会の内容の
報告を受けたりして
その日は日和と
二人で帰った。
なんだかんだ
二人っきりに
なることなんて
なかったから
緊張する俺。
すると日和が
「そういえばこの前
違うクラスの子に
連絡先聞かれちゃったんだ」
その言葉を聞いた俺は
少しもやっとした。
「そうなんだ。教えたの?」
「最初は知らないひと
だったんで断ったんだけど
しつこいからおしえちゃったんだ」
この瞬間完全に
ドキドキがモヤモヤに
変わった。
「でもメールとか
来てもそんなに
返事返してないんだよ」
「えっ?なんで?」
俺は食い気味に聞いた。
「だってその人に
興味がもてないの!
メールくれる相手が
櫻くんならよかったのになー」
俺は耳を疑った。
もう一度言って欲しかった。
そういえば
連絡先交換したあと
数える程度しか
メールしてなかった。
俺は昔からメールが
苦手だったので
なにを送っていいか分からなかったから
佳奈にも相談したことあったっけなー。

