俺たちが
この学園に
入学して1週間が
経ち、日和も
学校生活に慣れてきた
みたいだ。

佳奈も
休み時間の度に
日和のもとへ行き
楽しそうに話を
していた。

そんなある日の
ホームルームで

「えーっと、そろそろ
学級委員なんかも決めて
いかないといけないんで
今決めちゃいます」

担任の竹澤がいう。
さすが体育会系だ
声がよく通る。

「ちなみに役割的に
委員長、副委員長、それと書記の
三種類だ!誰か立候補するやつ
いねーかー?」

委員会か
日和がやるなら
俺もやりたいけどなー。

なんて考えながら
窓の外を見ていると

「誰もいねーのかよ!
じゃあ仕方ないけど
先生が決めちゃいますw!」

えーっ!と
生徒達の沸き上がる
ブーイング。

「仕方ないだろー?
誰もやりたい奴居ないんだから
誰にしよーかなー?っと
そうだなーじゃあ
山内と黒崎と大倉に
やってもらおうかなー」

ん?なんだって
俺!?

なにかの間違いだろ?

「山内はこのクラスで
一番字が綺麗から書記で
黒崎と大倉は
入学式の日に遅刻したから
黒崎が委員長で大倉が副委員長ね
ホームルームは以上!委員会に
選ばれた3人はあとで
先生のとこまできてねー!」

おいおいおいおい!
まさかの展開だなー。
心の声が現実に
なっちまったよ。