櫻色~笑顔の素敵な君~


「えっ?そんな俺は…」

この時俺ほんとは
めちゃくちゃ知りたかったんだけど
日和の顔見るだけで
心臓がバクバクしてんのに
そんな余裕なかったんだよな。

「なにもったいぶってんのよw
ひよりんだってさっくんの
メアド知りたいでしょ?」
とニヤニヤしながら
喋る佳奈。

俺はこの時ほんと
心臓の鼓動が他人に
聞こえてんじゃないのかって
いうくらいドキドキしてた
すると、日和は
なにやらコソコソと佳奈に
話していた。

その様子を
確認する俺。

そして
「さっくん!ひよりんが
メアド知りたいんだってさ!
教えてあげなよ?」

俺はこの時
恥ずかしいけれど
すげー嬉しかった
と同時に
日和の表情も忘れなかった。

すごく恥ずかしそうに
顔を真赤にして佳奈の
後に隠れていた。


そして緊張しながらも
日和のもとへ

「じゃあ、赤外線しよっか?
携帯だしてもらっていい?」

そう聞くと佳奈の
後ろから出てきて携帯を
出したすると

「あっ!」

二人同時に声を出した。

「おんなじ携帯だねw」

日和と使ってた
携帯が一緒だったんだよね
いまでもその携帯をつかってるよ。

その様子を見ていた佳奈と佑樹の
バカップルが

「おやおや?おんなじ携帯を
お持ちなんてまるでカップルの
ようですなーw」

「ほんとですな!佳奈氏
我々も同じ機種にしちゃいますか?w」

と俺達をいじり出す
バカップル。