「もう少しで
櫻くんいっちゃうんだね…」
寂しそうな日和、
俺は日和を、抱きしめた。
「日和?今日は
強がらなくていいんだよ?
泣きたいなら泣けよ?」
しかし日和は
「櫻くんは
わたしの笑顔が
好きなんでしょ?
だからわたしはずっと
笑ってる!」
そうその笑顔が
俺の全て。
全てはこの笑顔から
始まったんだ。
今でも忘れないよ
あの入学式。
席を間違えた日和
転んだ傷を俺が手当てしたね。
それから
6月25日、
俺は日和の過去を
知った。
俺はこの日
日和を守ると誓った。
夏には
花火とか海
はじめてプリクラも
撮ったね。
今だに携帯に
貼ってあるよ。

