櫻色~笑顔の素敵な君~



すると佑樹が

「お前、ひよりんは
どうすんだよ!?」

「悩んでる、てか今更
俺なんかが日和と
話せる立場じゃないし
このままアメリカに
行こうかなとも思う。」

その時だった。
普段怒らない佑樹が怒ったのは。

「バカ野郎、お前
ひよりんがお前と別れて一年
誰かと付き合ったとか話
聞いたことないだろっ?
なんでかわかるか?」

「…わかんねーよ。」


「俺は前にひよりんに
お前の事を相談された
諦めたほうがいいのかって
でもひよりんは
どうしても無理らしい
お前にいくら
拒絶されても迷惑がられても
この気持ちを大事にするって!
それにくらべてお前は
いつも逃げてばかり
自分にいつまで嘘をついて
いくんだよ?心の穴を
千晶で埋めれたのかよ!?
埋めれたのならいいよ
文句ないよ、でも俺の目線から
みてそうは見えない!
明らかにお前は
無理してる!いい加減
ひよりんと向き合ったらどうなんだ?」

俺は何も言えなかった。

佑樹の言うことが
正論すぎて。

俺の心の穴は
塞がるどころか
時間が経てば経つほど
虚しく偽ることに疲れた。

俺は1日も日和の
ことを忘れたことはなかった。

違う女を抱いても。

心の中は
日和で溢れていたんだ。

記憶は
時間が経てば
薄れるもの

想いは時間が経っても
薄れやしない、反対に濃くなっていく。