櫻色~笑顔の素敵な君~



あなたが
戻ってきてくれる
ってことに。


その櫻くんの話をしていた
新入生の子は
ものすごく可愛らしい子だった。


女の子らしい女の子。

女のわたしから
みても可愛かった。



わたしも
あなたと別れてから
何人かの男の子に
告白された。


わたしは当然全て断った。


でもあなたは
とうとう
わたしから少しずつ
離れていくのね。


ある日の放課後

わたしは
校門の前にいるあなたを
見つけた。
するとすぐに
誰か現れた。

そう、あの時の新入生。


遠くからみる
ふたりはとても
お似合いだった。



わたしは
また泣いてしまったわ。


あなたは
わたしをおいて
どんどん先に進む。


わたしは
どうしても
前に進むことが出来なかった。