櫻色~笑顔の素敵な君~




髪を2色にして
口にはピアス。


このあなたをみて
わたしは少し怖かった。


もうわたしが
しってる櫻くんじゃ
ない気がしたから。



2年生になり
わたしは6組に。


同じクラスには
佳奈がいた。


佳奈がいたから
わたしは少しホッとした。


佳奈は
常にわたしを
気遣ってくれた。



別れたての頃は
ばかなことやって
わたしを笑わしてくれた。


そんな優しい佳奈が大好き。



ある日わたしは
新入生の人達の会話を
聞いてしまった。


「あたし、大倉先輩狙うからっ!」


私達が別れたあと
あなたを再び狙う女の子が
後を立たなかった。


それでも
ことごとく
断るあなた。


わたしは少し
期待するじゃない。