「へー黒崎日和ちゃんか
てか可愛いね!ね?よかったら
あたし達お友達にならない?」
そう日和にテンション高めに
話す佳奈。
日和はびっくりしたように
「えっ?いいんですか?
わたしなんかと友達に
なってもらって?」
と不安げな表情の日和。
「いいに決まってんじゃん!
どんだけ謙虚なんだよーw
よろしくね?日和!」
「あっえっと…
よろしくお願いします
あのーなんてお呼びすれば
いいですか?」
「佳奈でいいよ!
ってか友達なんだから
敬語使わなくてもいいじゃん
堅苦しいよ!」
「えっ?んーぢゃあ
分かりました!佳奈っ!」
「分かってねーじゃんw
まぁいいや!よし行くぞっ!」
そう、いうと日和の
手を引っ張る佳奈に
日和は戸惑い気味に
「えっ?ちょっと
どこいくんですか?」
テンパる日和を
よそ目にこっちに
向かって走り出した佳奈。
そして
「さっくん!ひよりんと
友達になっちゃったw」
と嬉しそうに語る佳奈
「えーっ!はやっ!」
驚く俺と佑樹。
しかし佑樹は
「そんな社交的な佳奈も
素敵だーっ!」
と惚気る佑樹を無視して
「まじかー黒崎さん
佳奈すごい良い奴だから
仲良くしてあげてね」
そう言うと日和は
寂しそうな表情で
「わたし引越ししてきたばっかりで
周りに友達も居なくて不安だったけど
佳奈さんが声を掛けてきてくれて
嬉しかったんです!」

