櫻色~笑顔の素敵な君~


そして次の日
昨晩考えて出た答えを
千晶に伝えることにした。


学校につくと
すでに昨日終了した
テストの結果が
掲示板に
張り出されていた。

俺はおもむろに
自分の名前があるか
確認した。


1位 3組 大倉櫻



俺は目を疑った。
俺が学年トップ。

俺は何度も確認した。

すると菊池が現れ、

「ほら!やっぱり
自信あったんじゃん!」

という菊池。

「いやいや、
そんなことねーよ」と
言い返すと
そこに佑樹と佳奈達も
やってきて

「えーっ!さっくん
すごいじゃん!」

「すげーっ!
櫻最近冷たいと
思ったら勉強してたんだなw」

と驚くふたり。

しかしその掲示板には
日和の名前はなかった。

いつも掲示板には
名前の載っていた日和。

珍しいなーと
この時は思って
それほど
気に止めなかった。


そしてその日の放課後。

千晶をあえて
屋上に呼び出した。