櫻色~笑顔の素敵な君~


千晶はふいに
俺の口に
キスをした。

俺は突然のことで
頭が混乱した。

「あたし、櫻さんのこと
好きです…」

と口にする千晶だったが
余計に俺の頭が混乱していった。

「いきなりこんなこと
言ってすいません、でも
あたしは本気です!
いつも櫻さんのこと見てました
ずっと…。」

俺は頭を整理して

「気持ちは嬉しい、
ありがとうな
えっと、返事は
考えさせて
もらっていい?」

俺はぶっちゃけ
千晶のことを
恋愛対象として
みたことがなかった。

出会ってまだ
1ヶ月とかだし。

でもいい加減前に
進まないといけないと
おもったので
千晶の告白の返事を
考えることにした。

2年になって俺は
千晶を含め
3人の女子生徒に
告白された。

てか別れたときから
通算すると
二桁は越えていた。

告白されるたび
俺の返事は決まっていた。

ごめんね?

これのみ。

俺が告白されても
振るのは学校中の
人間は知っている。