櫻色~笑顔の素敵な君~


少しだけ
楽しみになってきた
修学旅行。

しかし
その前にあるのが
中間テストだった。

来週から中間テストが始まる。

俺は、テスト勉強のため
バイトのシフトを減らした。


別に勉強しなくても
そこそこの成績をとる
自信はあったが、
2年生全体の上位20人は
掲示板に名前が張り出される。

名前が張り出されれば
日和が見てくれるんじゃ
ないかという少しの期待も
あった俺。

こんな俺みたいな
奴のことを世間では
女々しいというのかな?

放課後、勉強しようと
思い図書館に向かおうと
したとき、携帯が震えた。

《着信中 千晶》

千晶から電話がなっていた。

俺はシカトしようかと
おもったが電話にでた。

「はい?」

「あっ!櫻さん?
まだ学校にいますか?」

「うん、いまから
図書館に向かう途中だよ。」

そう告げると千晶は

「そうなんですか、
あの迷惑で無ければ
一緒に勉強しても
いいですか?わからないとことか
多いし教えてくださいっ!」

正直心の中では
面倒くさいと思って
しまったが
一人で勉強するのも
難だと思い、了解した。