俺はその女子生徒に
どうぞっ!というと
少し頬赤くして
「彼女はいるんですかー?」
と聞かれた。
俺はすこし
呆れたが
仕方なく
「募集中でーす!」
とすこしおどけて言ってみた。
するとその女子生徒は
となりの女子生徒と
キャーと、騒いでいた。
「えーっと以上で
案内は終りだから
教室に戻っていいよー」
と言って俺も教室に戻ることに。
すると後から
すみませんと声を掛けられた。
振り返るとさっき
手を挙げて質問してきた
女子生徒。
遠くて顔がよく
見えなかったが
髪の毛を
2つに結んで綺麗に
巻いて、くっきり
二重ですこし小柄だった。
どことなく
雰囲気が日和に似ていた。
どーしたの?と聞くと
「いきなりで
申し訳ないんですけど
アドレス交換してくださいっ!」
とモジモジしながら
いう女子生徒。
断ろうとおもったが
前に進まないといけないと
おもって俺はその子と
アドレスを交換した。
彼女の名前は
川端千晶。
どうやら俺と中学校が
一緒だったみたいだ。

