「守ると決めたのに
逆に俺自身が原因で
傷つけてしまった。」
すると佳奈は
「それは違うよ!
さっくんが悪いんじゃないよ」
「いや、俺が絡んでることは
間違いないんだ、俺のせいだ
なぁ?佳奈俺は日和を
守らないといけないんだ
だから女の名前を教えてくれ?」
佳奈は少しの間無言だったが
「わかったわ、
竹内早希って生徒よ。」
「わかった、ありがとう」
佳奈に礼を言うと
俺は竹内早希を
呼び出した。
「櫻くん?どうしたの?」
とすこし笑顔でいう竹内。
「俺は誰だろうと
日和を悪くいうやつは
許さない」
そう告げると
「櫻くん?何言ってるの?」
しらを切る態度が
ムカついた俺は
竹内に近づき
「俺は女だからって
手加減しねーぞ?」
とすこし微笑んで
拳を振り上げた。
竹内は
「やめて!ごめんなさい、
もう黒崎さんの話するのは
やめる、だから許して。」
と懇願した。
だが俺の拳は止まらない。
竹内の顔に当たる瞬間俺は
寸止めをした。

