櫻色~笑顔の素敵な君~


その後
再び2日間
学校を休んだ。

色んな事を考えた。

だがいくら
考えても自分が
惨めに思うだけ。

俺は重い体を起こして
学校に行った。

久しぶりな感じがする。

教室に入ると
日和はすでに
来ていた。

おはようと
挨拶する日和。

俺は無言のまま
席に着く。

どうしたいのか
俺にもわからない。

先がみえない
不安に俺は押し殺されそう。

日和をチラッとみると
明らかに元気がない。


俺は日和の
ことが大好きだ。

でも俺が日和と
いれば必ず日和はまた傷つく。


そして俺が出した答えは……


俺は佳奈を屋上に呼び出した。

「さっくん?
久しぶりだね…
どうしたの?」

「なあ?佳奈?
日和の傷を見たって
言い出した3組の女子って
誰かしってる?」

「そんなこと聞いて
どうすんのよ?」

「俺は日和を
守ると決めた
でも実際は全然だ」