櫻色~笑顔の素敵な君~


日和に辛いおもいは
させない
日和は俺が守ると誓ったのに

全然俺は守れてなかった

むしろ俺のせいで
日和は再び傷ついた。

俺は自分を責めた

そして、

「ごめん、日和
距離置こう?」

すると日和は

「なんで!?
嫌だよそんなの?
もう自分を傷つけたり
しないからそんなこと
言わないでよ…お願い」

しかしそんな日和の言葉は
耳には入らなかった。

俺は自分のせいで
日和を傷つけた

それが許せなかったんだ。

「ごめん日和
俺は少し考えたい
考える時間をくれないか?」

そう告げると日和は
少し考えて頷いた。

また連絡すると言って
俺は日和を残して
公園から立ち去った。

家に帰るまでの帰り道
俺は涙で前がよく
見えなかった。

守ると誓ったのに
俺が理由で傷ついていた日和。

まったく気付かなかった。

俺は自分で自分の顔を
思いっきり殴った。

口の中では少し
血の味がした。


俺は情けない。