「どうして?
なにか悩みがあったのか?」
そう俺が聞くと
日和は全てを話した。
6月25日わたしは
入学した頃から
想いを寄せていた
櫻くんと付き合うことに
でもわたしが
櫻くんと付き合うことを
よく思ってない人達が
たくさんいた。
それもそのはず
櫻くんは
学校中のアイドル。
当然みんな
狙っていた。
付き合い出した当初から
わたしに対する
周りのやっかみが
すごかった。
トイレでわたしと
すれ違った時
二人組の女子生徒が
わたしに聞こえるように
「ブスっじゃん!」
「あんな子に
櫻くんは勿体無い」
などわたしをよく
思ってない人達からの
嫌がらせ。
でも櫻くんの
人気を考えれば
仕方ないことだと
思いわたしは我慢したの。
たしかに
辛かったけど
櫻くんの前で悲しい
顔をするとあなたは
すぐ心配するので
わたしは出来るだけ
笑顔を作った。
それでもどうしても
辛いときは
屋上で泣きながら
空を見上げてた。

