俺はステージの
上から日和の姿を探した。
そして日和は
少し後ろのほうで
佳奈と二人でみていた。
俺は日和に1番前で見て欲しかったから
あることを考えついたそして、
マイクを使って
「てめーら静かにしやがれっ!」
とまずうるさい
歓声を黙らせた。
静まりかえる体育館。
そして、
「日和ーっ!」と叫んだ。
少しざわつく生徒達。
日和は驚いて
目を丸くしていた
「お前には
俺の傍でいて
もらいたいから
1番前まで来いっ!」
と日和に向かって言う。
日和は少し恥ずかしそうに
しながら前まで来た。
そして佑樹が
俺からマイクを奪い、
「佳奈もこいよーっ!」
と叫んだ。
ステージの1番前には佳奈と日和。
他の女子生徒たちは
すこし不満そうな顔をしていた。
そしてドラムの
佐々木の合図で
俺達のステージはスタートした。
演奏が始まると
再び沸き上がる体育館。
俺は時より日和を
見つめながら歌った。
必死に写メを撮る日和。
俺は幸せだった。

