櫻色~笑顔の素敵な君~


模擬店は
案外すんなりと
決まり、俺達のクラスは
焼きそばをすることになった。

しかし午前中の
出し物が決まらない。


なかなかいい案が
出ないまま時間だけが
過ぎていく。

すると唐突に口を開いたのは佑樹。

「そーだ!
櫻!お前歌うまいんだから
バンドとかいいんじゃね?
俺、ギターならできるし。」

と佑樹が提案すると
クラスの連中は

「いいじゃん!大倉
人気あるし絶対
盛り上がるよ!」

とクラスの意見が
まとまってしまった。

こんな空気で断ることも
できず、日和も
ステージで俺が歌ってるのを
見たいと言い出す始末。

俺は渋々
了解した。

「櫻くんのバンド
今から楽しみに
なってきたー!」と
日和がワクワクしている。

まぁ日和が
喜んでくれるなら
俺はなんだって
出来そうな気がした。

愛の力恐るべし。

文化祭まで
二週間しか
ないのでさっそく
今日の放課後から
バンドの練習がはじまった。

ギターは佑樹で
ベースとドラムは
もともとバンドを
やってた奴らがいたので
そいつらで決まり。

そしてボーカルは俺。