「大変だ!日和
もうこんな時間だ!」
「ふぁーっ!
ほんとだね」と
いうと再び眠り出す日和。
「いやいや起きてよ?
帰らないと母さんが心配するよ?」
そう日和にいうと
「帰りたくないっ、
今日金曜日でしょ?
ママには電話で
説得するから泊まらせて?」
とお願いする日和。
「まーうち的には
全然大丈夫だから
説得できるなら
いいけど。」
そう告げると
ベランダに出て
母親に電話する日和。
数分後戻ってきた。
「母さんなんて?」
そう俺が聞くと
「またー?って
いってたけどなんとか
大丈夫だったよ!」
と嬉しそうな日和。
「あっ!でも
着替えがないっ」
今更っ!と思いながら
俺はクローゼットから
ジャージとロンTを出した。
「これ着なよっ!」と
差し出す俺。
日和は
それに着替えた。
日和が着るとブカブカだか
それもまた可愛かった。
「誕生日にずっと
一緒にいれるなんて
幸せだーっ!」と笑顏でいう日和。
幸せなのは
俺のほう。
ありがとう、日和。

