「なに急に言い出すんだよっ」
と噴き出したお茶を吹きながらいう。
しかし完全に俺は動揺を隠しきれてなかった。
確かに俺は何度も日和を
抱きたいと思ったけど
日和の過去をしってるし
別に日和の体が
他の男たちに犯されたことを
気にしてるわけじゃない。
ただ日和的にトラウマには
なってるだろうと思い俺は日和には
キスまでしかしてこなかった。
「わたしね?気付いてたよ?
櫻くんは優しいから
きっと、わたしの過去を
気にしてくれてるんだって?」
「まー確かに
気にしてるけど
俺は日和の体が目当てで
付き合ってるわけじゃないし」
そう告げると日和は
俺にキスをした。
そして、
「櫻くん…
初めての相手が
櫻くんじゃないのは
ショックだけど
好きなひとと
えっちしたいって思うのは
初めてよ?だから…きて?」
俺は日和に対する
感情が抑え切れなかった。
俺はそっと
日和をベットに寝かせた。
そして俺達の体は重なった。
肌と肌が触れ合う、心地よくてとても安心する。
何度も何度も何度もキスをした。
俺の舌と日和の舌が行き交う。
そうこうして
俺達は結ばれた。
この日俺は幸せだった。
愛しの日和と結ばれたのだから。
気づけば俺達は眠っていた。
時計をみて焦る俺。
時計が指していたのは
8時過ぎ。
日和を慌てて起こす。

