櫻色~笑顔の素敵な君~


「いや、初対面で
間違いないよ!ヘンなこと
聞いてごめんね!」

するといきなり、

「あーっ!もしかして
テレビによく出てた
大倉櫻さん?!」

って遅っ!
普通名前教えた
時点で知ってるなら
気付くだろw

もしかして
この子俗に言う天然?

「シーっ!声でけぇよw
つか気付くのおそっ!」

「だってそんな
すごい人がこんな
ところにいると
思わないじゃないですか!」

と日和は
驚きを隠しきれない
様子だ。

そんな話している
うちに保健室についた。

中に入ると
誰もいない。

「あれっ?誰もいねーのかよ」

すると日和がよ
「櫻さん!これ見て下さい!」

日和が指差した先には
会議のため外出中の掛札が
掛かっていた。
そうか入学式だもんな。
先生達も忙しいか。

「どうしましょー?」

日和が困ったように
問いかける。

辺りを見回し
救急箱を見つける俺。

「黒崎さん!
そこに座って!救急箱
みつけたから!」

「えっ?櫻さんが
手当てしてくれるんですか?」

「手当てって
消毒して絆創膏貼る
だけじゃん!」

そう言い日和を
椅子に座らせた。