櫻色~笑顔の素敵な君~


まじくだらねー。
と思いながらも
なんとか説得して
佑樹を佳奈のもとに
連れて行った。

「ごめん、佳奈
許してくれよ?」

と謝る佑樹。

すると佳奈は
少しやり過ぎたとおもったのか
少し強めの口調で

「次あんなの
見つけたら、離婚だからね!」
と言った。

いやいやお前らまだ
結婚してねーだろと
心の中でツッコむ俺。

なんとか仲直りしたみたいで
ホッとしている日和。

そういえば
俺達付き合い出してから
喧嘩なんて一度もしたことない。

てか日和に不満なんてないし。

日和はどう思ってるか
しらないけど。

そんなある日の昼休み。

俺と日和
佑樹と佳奈の
四人で食堂で
昼食を取っていた。

俺が注文したのは
唐揚げ定食。

日和はうどんを
食べていた。

「てかさー?
さっくん達は
喧嘩したことないの?」

とサラダを食べながら
聞いてきた佳奈。

「俺たちは喧嘩ないよなー?」

「うん!櫻くんわたしの
わがまま聞いてくれたりするし
喧嘩する理由がないもん!」

日和のいう
わがままとは
キスしてとか
腕枕とかその程度の話。
俺にしてみれば
わがままの部類に入らない。