俺達の交際は
順調だった。

毎日連絡をとり
時間があれば
一緒にいた。

夏休みの間だって
何度もデートした。
8月の記念日は
2度目のお泊まり。

明日から9月。

新学期だ。

そして日和の16歳の誕生日。

なにをプレゼント
しようか悩んでいた。

前に何が欲しいか
聞いたことあったけど
俺がいれば
それでいいと
答えていた。

可愛いんだけど…

日和の誕生日のことを
考えているといつの間にか
眠りについていた。

俺はいつも通りに
アラームの音で
目覚めた。

特に夏休みの
間も生活リズムが
変わってないので
休みボケはなかった。

支度を終え、
適当に朝食を
済ませ学校に向かった。

9月といえど
まだ気温は高い。

はやく涼しくならないかなと
思いながら通学路を歩いた。

久しぶりの学校。

教室に入ると
みんな日焼けしていたり
夏休みの間に
イメチェンしてる奴
それぞれみんな
休みを満喫したみたいだ。

すると突然後ろから

「櫻ー、佳奈が口きいて
くれねーんだよー」

とこの暑苦しいのに
すがりついてくる佑樹。