櫻色~笑顔の素敵な君~


「線香花火、一緒にしよ?」

そう言い
線香花火を
俺に渡す日和。

それを受けとり、
ふたりで
線香花火の火を見つめる
俺と日和。

「日和、今日は
ありがとうな!」

「わたしのほうこそ
ありがとう!また
どこか二人でいこうね?」

と俺を見つめながら
いう日和。

こんな幸せな日々が続くと
思っていた。

この時は…


花火を終え、
佑樹達とわかれた
俺達は日和を
家まで送る途中だった。

手をつなぎ、
次いつデートするか
話していた。

そんな話をしていると
あっという間に
日和の家についた。

日和の家は
2階建てのごく
普通の家。

母親とおじいちゃんと
おばあちゃんと
日和の四人で暮らしてるらしい。

「もう着いちゃったね」

というと少し寂しそうな日和。

「デートの予定
まだ決まってないのにー。」

「まだ夏休みは
これからなんだし
メールで決めよう!」

そういうとコクっと頷く日和。