「オレさ、好きな人いるんだよね」

「誰?」

アタシは恋バナ好きだから、話にのった。

テンションも高くなって、

でもアタシの心はドキドキしていた。

だって、好きな人の名前を聞いた瞬間アタシは失恋するから。

覚悟は、できていた