目を丸くして私を見た彼は、物凄く顔が整っているというか…女の私より絶対綺麗だ。

「あっ、この美容院知ってます?」

思い出したように彼が言う。
見とれていた私も急いで美容院の名前を見る。

―CUAR


そこに記された美容院は私の家の近くだった。

「知ってますよ。あ、案内しましょうか?」

家に帰るついでなので、彼を美容院に案内することにした。