別に苦痛ではないが、楽しみなのだ。百年以上も昔の京都を見てみたかった。 着物を着て、髪を緩く纏め頭のてっぺんでお団子を作りガラス玉の付いた簪を差した。 『こんな感じかな??』 さっそく屯所の門に向かった。 月は普段から綺麗だ。みんなオンナだと知りながら、剣の腕が立ち尊敬し恐れていた。 だか……絶対的な憧れであって惚れる平隊士なんていなかった。 常に尊敬している幹部に囲まれ、その幹部を圧倒する剣の腕。尊敬以外になかった。