「……ここがお前の部屋だ。隣りはオレだからなんかあれば言ってくれ。」
『うん……ありがとう。』
部屋の中には小さい机と箪笥……箪笥の中には女物の寒色系の綺麗な着物が数着と袴。寝間着、それから男装しろって意味なのか男物の着物が入っている。
『……女物か男物かどっちを着ればいいと思う??なぁ……ヘタクソ。』
「……ちゃう!!ヘタクソちゃう!!これでもやり手のほうや!!」
黒い忍び服を着た男が降ってきた。
『自分でやり手って言ってる時点でやり手じゃないし……バレたらアカンのやない??』
「しゃべり方真似すんなや!!!」
