『あの……適当に用心棒なり身体売るなりして生計立てていくんでお構いなく。では……あなた方新撰組に迷惑かけるつもりは毛頭ないので失礼する……』
そう言って出て行こうとしたが…………
「オンナが身体売るなんてヒドいこと言わないで下さいよ……」
「そうですよ。それに用心棒だなんてオナゴが刀を持つなんていけませんよ……」
そう止めたのは沖田と山南さんだった。
『ワタシの身体だ。どう使おうがワタシの勝手だ。沖田には関係ない……それに何故オンナだからって刀を持ってはいけない??ワタシの手はこの狼希と共に血で真っ赤だ。今さら人を殺すことに迷いなどない。』
