私は相手ほど素早く動く事は出来ない。
だから迎え撃つ形で反撃を狙うしかない。
悪魔との感覚が剣先程の距離に達した時、相手の攻撃に応じて防御し隙を伺った。
一振り、また一振りと立て続けに防御し相手のリズムを掴む。
チャンスはそれからしばらくしてからだった。
悪魔が地に足をつき、また特攻をかけてくる。
「!?」
私はそこで理解した。
悪魔のスピードは足首からの強烈なバネ運動からくる物で、飛び出した後は極力反抗する力を殺すためにダッシュではなく低いジャンプの要領で突っ込んでくる。
飛距離は決して長くないが、その間のスピードは圧倒的だ。
私は向かってくる悪魔の攻撃に防御ではなく回避でやり過ごし、私の目の前を通りすぎるのを待った。
私が走って近付いた事で私との間合いを見失ったのか回避して通りすぎてもしばらく止まることは出来なかったようだ。
私はそれを見逃さなかった。
相手の飛び込みが相殺される前に、私は足に力をいれ、感覚で飛び込んだ。
予想は的中した。
自分自身で驚いてしまうくらいのスピードで飛び込んだ。
だから迎え撃つ形で反撃を狙うしかない。
悪魔との感覚が剣先程の距離に達した時、相手の攻撃に応じて防御し隙を伺った。
一振り、また一振りと立て続けに防御し相手のリズムを掴む。
チャンスはそれからしばらくしてからだった。
悪魔が地に足をつき、また特攻をかけてくる。
「!?」
私はそこで理解した。
悪魔のスピードは足首からの強烈なバネ運動からくる物で、飛び出した後は極力反抗する力を殺すためにダッシュではなく低いジャンプの要領で突っ込んでくる。
飛距離は決して長くないが、その間のスピードは圧倒的だ。
私は向かってくる悪魔の攻撃に防御ではなく回避でやり過ごし、私の目の前を通りすぎるのを待った。
私が走って近付いた事で私との間合いを見失ったのか回避して通りすぎてもしばらく止まることは出来なかったようだ。
私はそれを見逃さなかった。
相手の飛び込みが相殺される前に、私は足に力をいれ、感覚で飛び込んだ。
予想は的中した。
自分自身で驚いてしまうくらいのスピードで飛び込んだ。


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre4.png)
