しばらくして、悪魔との衝突があった事を切っ掛けに神族と悪魔との戦争が勃発した。

その様子は多勢に無勢の状態だった。

悪魔族は遥か昔に神族により壊滅寸前までに廃退し、今はもう生き残りばかりが戦場を駆けていて、神族のしっかりと統制を取った軍隊には毎度敗走している。

この戦いも神族の勝利に終わる。私はそう確信し、そして確信通り神族の勝利に終わる。

しかし…この戦いは今までとは違う苦い勝利になった事だろう。

私の行動一つが、神族の軍勢を揺るがす事態に陥った。