「アビゲイル!」

後ろから声が聞こえた。
振り返ると、馬に乗ったレオンの姿が。

「何でついてくるのよ!」

チェルシーは少し加速した。

「待ってよアビゲイル!」

レオンの方も追い付こうと加速。

「何の用なの!」

「違うんです!」

「私に惚れたなんて言わないでよ!?」

「…」