5月のGW中にメールがきた。
「1組の裕也です!ヨロシクー」
誰だよ・・・チョー女たらしじゃん。まぁメール返さなきゃダメだよね。
「5組の美和です♪こちらこそヨロシクね!」

これが私と裕也の出会いだった。

「陸のバカー。絶対陸に後悔させてやる」
私は泣きながら理奈に話してた。理奈1組だし中学校からの親友。
「陸なんて忘れなよ。しょせんあんな奴だよ。」
「なんでふられなきゃいけないの・・・」
「忘れなさい。」
陸と目が合った。
「キャー!!!!」
「どうした?」
「目が合った・・・」
いつもこんな毎日だった。

裕也に陸の相談をメールでしてた。裕也も彼女と別れたばかり。
その彼女は私と同じバスケ部だった。


もう10月になった。
私の心はいつも裕也の事ばっかり。もう不良にならないでちゃんとしていた。

文化祭と体育祭が近いから準備をしていた。
「ちょっと君ー。ここ手伝ってくれ。」
暇な私に声をかける先生。
「はーい」
そしたらそこには裕也がいた!
かわいすぎる。裕也は先生に髪をいじられていてヤバイ。
「オゥ!」
「あっ」
裕也に声をかけられた。思わず頭をさげただけ。
だって裕也は背が高いし、かっこいいし、もてるし、はずかしいよ~。
「理奈ー。」
「どうした??」
「好きな人できちゃった!」
「誰よ~?」
理奈は小学生からの彼氏がいる。理奈は背が低くてすごいかわいい。
「1組の裕也。」
「マジで~?!うちと同じクラスじゃん。」
「うん♪」

裕也、私はこのころから裕也のことが好きでした。