「お前さ・・・いい加減にしてくんない?
 俺ももう限界なんだけど?
 俺にだって自由はあるわけで・・・
 あんたに束縛されたくねぇんだけど?」



そう言って俺は真実を睨みつけた。



「わ、私はただ・・・」


「俺だって男なんだから怒ったら
 怖いことぐらいわかるでしょ?
 一発殴っていい?」



ありったけの低い声でつぶやいた。



「あんたさえ手に入ったら・・・」



真実はそうつぶやいた。

やっぱりな。

俺が手に入ればいいんだ。



「じゃあさ・・・
 今からラブホ行く?」



「えっ!?」



「俺が手に入ればいいんでしょ?
 じゃあ抱いてやるけど?
 それで俺が手に入ったことになるならね」



「わ、わかった。行きましょ!」


真実の声は震えていた。


やっぱり怖いんだな。


よし。

今までの分、仕返しさせてもらうぜ。



≪悠馬side ~end~≫