あの日、「返事はまだいいから」


そう言って大樹は家に帰って行った。


私の中でもう返事は決まっていたけど

学校で伝えようと心の中で秘めておいた。







今日は、午後の授業は全部キャンセルして


大樹が屋上に来るのを待ってることにした。


亜季音にそれを伝えると
「優香!やっと自分の気持ちにきずいたな~
 優香がいないことは先生にうまいこと言うとくから 
 早く屋上いって会い!」そう言ってくれた。

「亜季音、ありがとう」


そう言うと亜季音はニッコリ笑って

席に戻って行った。



なんて優しい友達を持ったんだろう!


って感動しながら歩いていると屋上についた。


大樹はいつ来るか分からない。




それより眠い・・・。




大樹が来たら起こしてくれるだろう。






それを期待して私は寝ることにした。