しばらくして


落ち着いた私を大樹は


リビングまで連れて行ってくれた。



幸い今日も家には誰もいない。


「優香?大丈夫か?」


大樹は心配そうに声をかけてくれる。



でも私はうなずくことしかできなかった。





「何があったか知らないけど
 俺でも聞くことぐらい出来るから
 いくらでも相談のるぜ?」

そう言って頭を撫でてくれた。






その言葉で私はセキを切ったよう


にさっきあったことを


全部大樹に話した。


話している間


大樹はずっと手をつないでう


なずいてくれていた。


全部話し終わった後


知らない間に私は大樹の腕の中で眠っていた。