あの後

私は家に帰って最大音量で

音楽を聴いて悠馬を忘れようとした。



『悠馬はもう私の事何とも思ってない』



ってひたすら自分に言い聞かせてた。

・・・その時に玄関のチャイムが鳴った。

いったい誰なの!


そう思って玄関を開けると・・・


「よっ!優香!」



そう言って笑顔を見せる大樹がいた。


私はなぜか涙があふれてきて

大樹にとびついた。


「うわぁぁぁあん」


そう言って大樹の腕の中で思いっきり泣いた。


大樹は「おい!?優香!?」

そう言って驚いていたけど


背中をさすって、頭を撫でて


私が泣き止むのをずっと待っててくれた。

なんでだろう。


大樹の胸の中にいると安心する。


まるでお母さんにだっこされているような感じ。





すごくあったかかった。