俺だって今でも優香が好きなんだよ。



あいつのせいで・・・・





俺は優香を抱きしめるコトさえもできねぇんだよ。




優香が教室を出て行ったあと


真実が陰から出てきた。


「まさか告白だったとはね。
 でも偉いよ悠馬!
 ちゃんと断れたもんね」



そういって俺にキスをしてきた。



愛のないキス・・・。



何も感じない。



ただ俺の中の怒りは


もう爆発しそうになった。



今にでもコイツを殴りたい・・・



その怒りをひたすら抑え続けていた。





《悠馬side ~end~》