「ほ、本気にするわけないでしょ!
 まず私はあんたが嫌いなんだから!」



「それはひどいなぁ~
 せっかく差し入れ持ってきてあげたのに・・・」





そういって彼は私の目の前で

なにやら袋をプラプラと揺らす。





何かな?と思って中をのぞくと・・・








中には私の大好物のシュークリームが・・・







「いらないなら俺一人で食べるけど?」



「う、ううっ・・・」



「嘘だよ。公園で一緒に食べよう」



そういって長谷川大樹は無邪気に笑った。



私はコイツの笑顔を見て


胸が締め付けられた・・・


すると
動けなくなっている私をみて

フッ・・・と笑って連れ出した。