フワッ

「私もお嬢様が好きですよ」

私の耳の隣で囁くように優しく言ってくれる

しかも私は秀二に包まれている

でも…なんで?

「セイナと付き合ったんじゃ…」

そう言うと秀二はニコッと笑ってくれる

「あれはセイナ様が足を滑らせて
私も滑ってしまっただけですよ」

何だ…よかった
そういうことか

じゃあ私…何で泣いちゃったのよ!!

恥ずかしいじゃない!