冬休みはあっという間に終わり
3学期が始まろうとしていた

朝ごはんには
かならず秀二とおそろいの
マグカップを使ってる

あっかいココアを飲みほし
普通に学校に向かい

普通に秀二に送ってもらう
ことだった

ガチャン

玄関のドアを閉める音が
聞こえる

…誰…

秀二は私のすぐ隣に
いる

この家には2人しか
いないはず…

「ちょっと待ってて
下さい
見てきます」

そう言って
秀二は見に行く