「お嬢様、おはようございます」

いつも聞いてきた声
その声で目が覚めるのが大好き

「おはよう秀二」

私は大きなベットから起きる

「お着替えが出来ましたら
ご飯ができていますので」

「ええ、わかったわ」

そう言うと秀二はニコッと微笑み
下に行ってしまった

あの人が私の好きな人

桜門 秀二

私の執事

父や母が忙しくて面倒見れないから
私が幼稚園の頃から一緒にいてくれた

でもその頃の私は秀二の事が嫌いだった

その頃はきっと父や母と遊びたかったんだろう

でもそんな私を秀二は優しく見守ってくれた